ラノベ感想.com

これまで読んできたラノベやマンガの感想を書きまくります。。。過去の消えてしまったような作品に再度光を当てたい・・・

【電】魔法科高校の劣等生16 四葉継承編 〜感想:ドロドロとした欲望に満ち溢れた物語〜





※ネタバレしないよう極力注意していますが多少言及していますので、16巻の内容を一切知りたくないという方は本作品を読んだあとにこの記事をご覧いただければと思います。







待ちに待った魔法科高校の劣等生16巻を発売日に購入しすぐさま一読しました。


これまでの内容とは打って変わり、十師族、その中でも四葉家内の様々な思惑が絡み合うドロドロとした暗躍がメインのお話でした。特に、次期当主候補である深雪以外の家の者達が、当主を指名する慶春会に出席させないようあの手この手を使って妨害する様は無様で必死でしたが、達也が力を持って潜り抜けていく展開は痛快でした。


前巻である古都内乱編に載っていた次回予告を読んで、とうとう深雪が指名され達也との関係が大幅に動くのか、と期待に胸膨らませて読んでいましたが、半分以上四葉家へたどり着くまでの描写だったため少し興が削がれました。しかし、その後に待っていた四葉家当主の真夜との会話、驚愕の事実、慶春会での衝撃的な発言などなどここまで魔法科高校の劣等生を楽しんできた方であればかなり面白く感じるはずです。


特に、真夜が達也と深雪に婚約者が誰なのかを告げるシーンは凄まじく衝撃的でした。ある種予想はできていましたが、深雪に感情移入しながら読んでいるととにかく感動です。そんな中でも冷静に現状を把握し分析する達也、陰と陽がハッキリと表現されているからこそ、より物語への深い感情移入が促進されるのでしょう。いやー、好き嫌いの分かれる内容だと思いますが、私はこういう話大好きです。


これから大幅に動くであろう物語の展開、そして次巻の予告にもあった他の十師族の動き、久々に登場するあのキャラクター・・・ますます目が離せない展開に心が踊っています。


次巻の「師族会議編(上)」発売は夏らしいです。待ち遠しい。。。



lightnovel.hatenadiary.com
lightnovel.hatenadiary.com

【書店】電子書籍のデメリットを考えてみました

Fire HDX 8.9タブレット (ニューモデル) 64GB

Fire HDX 8.9タブレット (ニューモデル) 64GB


電子書籍って本好きにはかなり素晴らしいサービスだと思っています。

いつでもどこでもネットにアクセスできれば本が買えるしダウンロードすればすぐに読めます。また、電子なので売り切れることがありません。これまでは書店が開いている時間帯に店舗に行かないと本が買えなかったし、人気のある本なら売り切れていることもありました。なので、いつでもどこでも購入しすぐに読めるというのは大きなメリットです。

また、端末の容量次第ですが多量の本を持ち運ぶことも可能。これまでは文庫なら2、3冊が限度、ハードカバーなら1冊でも鞄がパンパンになるくらいでした。でも電子ならどこにでも自分の本棚を持ち運べるわけですから、移動先でどの本を読もうか迷うことだってできるわけです。

あと個人的に最も大きなメリットだと思っていることは、自分が今何を読んでいるか周りの人にバレない、ことです。iPadで読むことが多いんですが、周りから見ればiPadを操っているということしかわからないわけです。たとえまぶらほとか読んでいてもほぼ絶対に何を読んでいるかバレません。まぶらほを読みながら心のなかでニヤニヤしていても、周りからは「あの人iPadで仕事してはるわ~ カッコええなぁ」と逆に評価されますね。


と、メリットを考えるといくらでも出てきますが、逆にデメリットは何があるんだろう、、、と考えると実はそんなに思いつかないんです。でも、やっぱり紙の本と電子書籍とでは大きな差があるわけで。なのでいろんな人から聞いてみたデメリットをまとめました。


1.本を読んでいるという実感が無い
こんな意見が多かったです。やっぱり本の重みを感じながらページを一枚一枚めくる。途中で栞をはさみカバンに入れて持ち運ぶ。。。こういう本の楽しみ方が電子ではできないので合わない、と言っていました。確かにそうかもなぁ、というよりもそういう意見はあってしかるべきだと思います。

こういう方は、書籍コンテンツを楽しむだけでなく、本を読むという体験そのものを楽しんでいるのだと思います。ここで言う「本を読む体験」というのはタブレット端末の画面をフリックするのではなく、紙の書籍を持ちページを掴んで捲るという行動を通じて本の内容を楽しむ、ということです。

私はこういう楽しみ方は卒業した人なのであれですが、やっぱり紙の本じゃないと本を読んだ気がしないというのもなんとなくわかる気がします。出版業界の市場規模は約1兆円。その中で電子書籍の市場規模は去年のデータで930億円程度。つまり出版業界の中で電子書籍の規模はたったの9%程度なんです。10人いたら電子書籍を読んでる人は1人いるかいないかというところ。電子書籍業界は今後、紙の書籍じゃないとダメだ、と考えておられる方にも電子書籍を読んでもらえるような工夫や施策を考え打ち出していかなければならないんでしょう。


2.紙の本に比べて電子書籍は発売が遅い
最近になって紙と同時発売する電子書籍も多くはなってきました。でも、紙の書籍よりも遅く発売される電子書籍が多いのは事実。また、電子書籍になっていない人気作なんてものも多々あります。

電子書籍業界がもっと大きくなり、さらにユーザーに対する影響力も拡大すれば出版社側も電子書籍で販売することをこれまで以上に検討するようになるでしょう。そうなれば今後紙と同寺に発売されることが当たり前になる可能性もあると思います。

ただ、現状は紙の書籍が市場の大半を占めるので、まだまだ紙に遅れて電子化、という流れは変わらないと思います。なので今のところデメリットであることは間違いありませんが、今後徐々にこのデメリットが消えていくような気がします。いや、そうなってほしいと思っています。


3.端末依存
どこでも買えるし読めるというのはメリットですが、端末(iPhoneiPad)が壊れたり充電が切れたりすると一切読むことができなくなります。紙の本なら汚れたりすることはありますが、全く読めなくなるなんてそうそうありません。でも端末は機械なのでいつ壊れるかわかりませんし充電も頻繁に行わないと使えなくなります。

また、端末を変えた場合、買った電子書籍をいちいち端末にダウンロードしないといけません。結構これが面倒だったりするんです。それに端末自体がそこそこ高額。iPadは約4万円程度、iPhone6なんて約9万円はします。本を買うにも読むにも端末次第。でも、楽しむ前に高額で繊細な端末を購入しなければなりません(中には安い端末もありますが)。ある程度高い壊れる可能性がある機械を買わないと本が読めない、というのはデメリットでしょう。


4.著者からのサインが貰えない
たまにやっていますよね、サイン会。ジュンク堂書店紀伊國屋書店の中で発売記念サイン会なんてイベント。本を購入し、見開きページに著者からサインを書いてもらう。。。私も何冊か持っていますが、ファンとしてここまで嬉しいことってないですよ。

でも電子書籍にサインしてもらうことはできません。。。

ここで言いたいのは、サインができないことではなく著者と読者との接点が無くなっちゃうというところ。twitterやブログを通じた交流はあるかもしれませんが、直接会って話をしたり握手をしたりできる場所が無くなるのは結構残念。

ま、別に本にサインしてもらうのではなく持参した色紙にサインしてもらえばいいだけの話なんですが、なんとなく本にサインしてもらえなくなるってのは個人的には嫌だなぁと感じています。


と、4つほどデメリットを描いてみましたが、やっぱりメリットの方が多いと思うしデメリットも耐えられると感じています。今後電子書籍はどんどん普及すると思うし市場規模もさらに大きくなっていくと思われます。だからこそ、デメリットを上手く改善できるような工夫を模索し、より満足度が高い電子での読書体験を提供できるような電子書店が増えてくれることを強く望みます。


Kindle for Android

Kindle for Android

lightnovel.hatenadiary.com
lightnovel.hatenadiary.com

【他】2015年春アニメの中で3話以降見るのを止めるリスト ~6作品をリストアップ~

今期のアニメ、だいたい3話くらいまで観たかなぁ。。。そしてもう見ていない、見たいと思わない作品もちらほら出てきたわけで。具体的にどういうものかというと、録画はしてるんだけど一度も見ない作品です。

感覚的に言うとそんなに多くないかもしれません。何気に観てる作品多かったので。というわけで、一度まとめてみたいと思います。


1.ガンスリンガー ストラトス

なんかよくわからない作品です。もともとはオンラインゲームみたいですね? 全く知らない作品だったので少し興味があり1話2話と見てみましたが全くハマれずそれ以降は放置。

再度見てみようかなぁとも思えず録画消去しながらHDの容量を広げている始末。ストーリー、キャラクター、世界観全てに共感できなかったので多分これ以上見ないでしょう。

ゲームをやればアニメも楽しめるんでしょうけど、そこまでゲームもしたいと思えないので現状切ってしまいました。


2.プラスティック・メモリーズ

これも全く知らない作品でした。というよりオリジナル作品なので知らないのは当然か。。。受験に失敗した主人公が大企業にコネで入り、その企業が製造している耐用年数が過ぎたアンドロイドの回収をする部署に入り一癖も二癖もある同僚と仕事に打ち込む中で様々な事件が起こる・・・という内容。

設定は面白いんだけど、なんかストーリーに入り込めなかった。キャラクターは魅力的だと思うけど、それぞれの背景描写が少ない分感情移入もなかなか出来ず視聴者を置いてけぼりにしながら3話まで突き進んだという印象を受けました。

Webや雑誌で今後興味が出れば再度見てみてもいいかもなぁと思ってます。


3.SHOW BY ROCK!!

萌えアニメ? 音楽を追求する青春アニメ? とよくわからない状態で1話を見ましたが、1話の前半5分で合わないなぁと直感的に感じ切りました。

この作品、なんと原作が「サンリオ」って書いてました。キティちゃんとかのブランドですよね。だからキャラが可愛いのかな。それに声優陣も歌が物凄く上手い人をキャスティングしているので多分ずっと見ていれば面白く感じるのかもしれません。

ただ、谷山紀章さん大好きなので録画だけはしておいて少し興味が湧いたら見てもいいかも、という感じのアニメになりそうです。


4.響け!ユーフォニアム

京都アニメーションの新作です。ライトノベルのアニメ化なので結構期待していました。でも、アニメを見る前にWebでマンガが公開されていたのでそれを6話くらいまで読んでみたんですよ。それで興味が失せたというのが正直なところ。

4人のメインヒロインたちがキャッキャウフフしながら高校生活、部活青春ストーリーを繰り広げるのかと思いきや、結構ガチな文化系クラブの話だったので少し引きました。

吹奏楽部の中で対立する2年と3年、顧問の先生との確執、過去との決別・・・なんか重いというか人間関係がエグいというかもっと軽く楽しめる作品だと思っていた分ちょっと受け付けなかったですね。

これまで京アニは、たまことかFree!とか中二病とか少しシリアスがありつつもギャグと青春を上手く絡めてバランスが良く構成されていたアニメが多かったんですが、ユーフォニアムはギスギス感しか感じないので気分が良くならないアニメなんですね。だからもう切りました。


5.俺物語!!

俺物語!! 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

俺物語!! 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)

マンガは最高に面白い! どんどん読ませる筆力、少女漫画の主人公なのにこんなキャラ!? というギャップ、そんな主人公がとにかくカッコいい! という萌え、、、素晴らしいマンガだと思います。

でもアニメにはハマれなかった・・・声が合ってないとかそういうことではなく、マンガだから面白いと感じアニメにすると微妙、というなんか変な感じなんです。少女漫画なのに主人公が・・・というギャップをアニメでは面白く感じられなかったのが要因なのかもしれません。ま、自分の感覚が合わなかっただけなので、アニメ自体はとても面白いと思いますよ。

ちなみに主人公の猛男役の声優「江口拓也さん」は今期のアニメ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」の主人公「比企谷八幡」役なんです。演技力って凄いですね。


6.パンチライン

パンチラが見たい! でんぱ組の主題歌! というところに興味を持ち見てみたけどストーリーが面白く無い! パンチラも「チラッ」じゃなくてモロなので全然良くない。

パンチラは意識せずチラッとさり気なく見えるから良いんです! アニメのタイトルにまで出しさらにOPアニメでも大盤振る舞い。。。逆に冷めます。

こういうエロを間違えて作ってしまったアニメは見たいとは思えません。ストーリーも破滅的に面白く無いのでちゃっちゃと切ってしまいましょう。


以上が今期切るアニメ6作品です。面白いと思えそうな作品もありますが、たくさんあるアニメの中であえて見たいと思えないし、これらの作品を見るんだったら他の作品を観たほうが良いだろうとも思っています。

ではでは。


lightnovel.hatenadiary.com