【MF】アブソリュート・デュオ1 〜設定や雰囲気は好きだけど小説の中身はスカスカ〜
- 作者: 柊★たくみ,浅葉ゆう
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
- 発売日: 2012/11/02
- メディア: Kindle版
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新年あけましておめでとうございます。今年もライトノベル等々たくさん読んでいきたいと思います。というわけで、今年もよろしくお願いします。
挨拶はこれくらいにして、今年一発目のライトノベルの感想を書いていきましょう。そんな記念すべき一発目は「アブソリュート・デュオ1」。2015年1月から始まるアニメ1話を見て思わず原作小説を買ってしまいました。
内容を端的にまとめると、「学園ファンタジー異世界もの」「主人公ハーレムもの」「主人公強い」「主人公とヒロインの過去には暗い影がある」、と言ったところでしょう。まさにライトノベルの典型的なパターンに沿ったストーリー展開、安心して読むことができます。
また、ヒロインたちも可愛くて個性的。特にメインヒロインのユリエは良いキャラですね。見た目は寡黙でミステリアスな美少女。そして、主人公とひょんなことから同じ部屋で生活することになるが、かなり無防備な行動ばかり取って主人公を悩ませます。お風呂あがりにワイシャツ一枚で出てきたり、胸やパンツをきわどく見せつけたりベッドで抱きついたり・・・でも可愛い。
ただ、ライトノベルを読めばわかると思うのですが、内容というよりも描写がとにかく薄い。説明や場面の表現が足りないと感じました。ストーリーやキャラクター設定は魅力的だし面白いのですが、それを表現するための文章表現や場面説明がスカスカなので物足りなさを感じます。
そのためか、活字が苦手な人であれば「読みやすい」と思うかもしれません。でもラノベを10年以上楽しんできている私にしてみれば内容はそこそこいいけど表現力が乏しい残念な作品だと感じてしまいました。なので、2巻以降どのように表現力、描写力が伸びていくのかに注目しています。
そういえば去年の1月から3月にかけて放送された「魔法戦争」というアニメがありました。これもアブソリュート・デュオと同じくMF文庫Jのライトノベルです。でも、学園ラブコメと戦闘シーンのバランスがとにかく悪く、全くもってハマることができませんでした。さらにアニメの出来がものすごく微妙。最終話なんて・・・というわけで、アブソリュート・デュオはそんな雰囲気を思い出させてくれるようなライトノベルなので今後の展開が若干不安です。杞憂に終わればいいんですが。
とか何とか言いつつも、1巻だけで主人公の周りの環境は大幅に変わっていくのは読んでいて面白いと思います。クラスメイトの美少女キャラと知らず知らずのうちにフラグを立てていたり、強敵との戦闘を通じて自分の実力を鍛えていったり、パートナーのユリエと良好?な関係を築いていたり、、、そんな過程を非常に楽しく読むことができます。
典型的な教科書通りの「学園ラブコメ」と「異世界超能力ファンタジー」を楽しめますので、ライトノベル初心者の方には特にオススメしたいラノベです。ぜひぜひご一読あれ〜
アブソリュート・デュオ II 嘘と真と赤い紅 (MF文庫J)
- 作者: 柊★たくみ,浅葉ゆう
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