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これまで読んできたラノベやマンガの感想を書きまくります。。。過去の消えてしまったような作品に再度光を当てたい・・・

【KA】境界の彼方 第3巻 ~戦闘シーンの迫力が凄まじい!~

境界の彼方 3 (境界の彼方)

境界の彼方 3 (境界の彼方)


いやー、勢いに乗って1巻から3巻まで一気に読みきってしまった・・・でも、どんどん面白くなってくるのでアニメと並行して読んでみるとより一層楽しめますよ。キャラの魅力もどんどん高まってきてなかなか目が離せません。


3巻は前半がかなりほのぼのとした展開で、それぞれのキャラクターの日常会話や一緒に遊びに行った時の反応が可愛い。秋人のメガネ好きの勢いもさらに増し、もはや引かれることを恐れないくらいになってしまってます。また、舞耶が文芸部の仲間になり新たな展開が期待できます。こうなった理由は、要は博臣が舞耶の面倒を見つつ監視する必要があるからなんです。2巻で大きな事件を起こした舞耶を野放しにはできないため学校に通わせて部活にも入れて監視する。。。でもそのおかげで話が面白くなりそうです。


そんなほのぼのとした中で1泊2日の合宿という名目で妖魔退治に出かけます。その中で遊園地に行ってはしゃぐ美月や未来、そして舞耶。美月は猫耳、舞耶は狐耳、未来は犬耳をつけて遊びまわる姿、アニメで見てみたい・・・そんな場面でも美月の毒舌はクオリティが高く秋人がかわいそうになるくらい傷めつけられています。未来もそんな先輩である秋人に対してフォローなのかツンデレなのかわからない接し方をいじらしくする姿は萌えですね。旅館の部屋でババ抜きしたりするのもなんかいい雰囲気を醸し出していました。学園モノのラノベ特有の合宿シーンですが、妖魔との対決っていう若干重めの背景もあり話がより一層深みのあるものになっています。


ただ、この3巻の内容も深くは書きません。ネタバレになるしぜひ実際に手にとって読んでもらいたいからですね。ほのぼのシーンからシリアスシーンに移り衝撃のラスト、怒涛のように押し寄せる展開をスピード感溢れる文体で読むことに没頭できる文章力は凄まじい。3巻の戦闘シーンの迫力は結構凄く読んでいて満足感を感じました。ぜひ読んでみてくださいな。


でもやっぱり未来や舞耶、美月といったヒロインの可愛さが光りますね。読んでいるとおそらく未来も美月もなんとなく秋人のことが好き、、、といかなくても好意を持っているのは嫌でもわかるくらいなんですが、秋人はそんな感情に一切気づかずスルーしてしまったり別の解釈をしてしまったりするダメ男っぷりが若干イラっとします。。。4巻以降はこっち方面でも何かしら進展があれば嬉しいですね。


というわけで、簡単ですが3巻の感想でした。あー、アニメもクオリティが高いし楽しみだ!


レーベル:KAエスマ文庫
シリーズ:境界の彼方