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これまで読んできたラノベやマンガの感想を書きまくります。。。過去の消えてしまったような作品に再度光を当てたい・・・

【ガ】やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。1 〜誇りある"ぼっち"主人公に惚れた〜

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫)

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫)

ということは、逆説的に青春を謳歌していないもののほうが正しく真の正義である。結論を言おう。


リア充爆発しろ。


私の過去を投影しているかのような悲しい主人公八幡(はちまん)が「奉仕部」という学生の悩みを解決する部活に入っていろんな事件をヒロイン雪ノ下雪乃、クラスメートの由比ヶ浜結衣と共に四苦八苦しつつもこなしていくっていうのが大まかなストーリーです。


それにしても八幡はとにかく残念な主人公。ぼっち(友達が居なくて常に一人ぼっちで居ること)な高校生で、さらにそんなぼっちであることに慣れている上に誇りさえ感じている堂々とした雰囲気をもっています。個人的に共感できることもしばしば。うん、こういう主人公、好きだよ。。。


そんな残念系主人公は世の中を斜に構えていて、将来の夢が専業主夫だったりめんどくさい人間関係には遠目で見つつ介入しなかったり、、、なんか自分の高校時代をみているような気分で気持ち悪いですが、そんな主人公をユーモアあふれる文体で面白可笑しく書かれている見事さはさすがといったところでしょうか。


この1巻では、八幡が奉仕部に入るところから物語がスタートします。入るきっかけは上記にある文章を授業の課題である作文に書いたことで先生からマークされてしまい半ば強制的に性格を矯正するために奉仕部へ入れられてしまうんですね。そこでヒロイン雪乃と出会うわけです。


そして入ってすぐにもう一人のヒロイン結衣から「クッキーを上手に作りたい」という依頼が舞い込み、そんな依頼を雪乃と共にこなしていく、、、とこんな感じの話ですが、所々にあるユーモアや八幡の世の中を皮肉ったトークはとにかく面白い!


今年読んだ小説の中でナンバーワンのシリーズだと言ってもいいくらい気に入りました。現在7.5巻まで刊行されておりすべて電子書籍Kindle)で購入可能です。1巻を読んでみて気に入れば全巻一気に読破することをお勧めします。


レーベル:ガガガ文庫
シリーズ:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。