【KA】境界の彼方 第2巻 ~シリアスと萌えのバランスが良い!~
- 作者: 鳥居なごむ,鴨居知世
- 出版社/メーカー: 京都アニメーション
- 発売日: 2013
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
未来:「不愉快です!」
秋人:「いやいや、何もしてないだろ?」
未来:「距離が近いです。離れてください!」
2013年10月現在3巻まで刊行されている「境界の彼方」ですが、売ってる本屋がほとんど無いんですね。公式サイトに販売店一覧が載ってますが、それでも近所の本屋では買えないレベルの流通状況です。まぁ、秋葉原行けば嫌でも目に付くんですけどね。個人的にたくさん購入して売りさばくのも良いかも・・・と不埒な考えは置いといて、今回は勢いで読み切った第2巻の面白さをご紹介。。。
第2巻は結構シリアスな展開が続きます。新しく登場する白銀の髪の女性異界士「峰岸舞耶」が主人公秋人たちの日常生活を壊してきたかと思ったら、今度は異界士協会の査問官である藤間弥勒、楠木右京、永水桔梗がまるで秋人たちに敵対しているかのような行動を取ってくるんですね。舞耶の仲間じゃないのか? 居場所を知っているんじゃないか? と詰め寄るわけです。
当然秋人は半妖夢だし、ヒロインの栗山未来は第1巻で犯人だと疑われ、さらに忌み嫌われる能力の持ち主であるため、査問されることになります。しかし、もう一人のヒロイン名瀬美月やその兄である異界士博臣はそれに対抗すべく動くことに・・・
といった感じで物語は進みます。でも、そんな2巻で注目すべき場面はやっぱり最後のシーンなんですね。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、秋人と未来の今の関係がよく分かる描写が良いですね。他の女と親しげに話す秋人を見てられなくて思わず間に入り込み「不愉快です! 距離が近いです。離れてください!」と拗ねる未来。しかし当の秋人は「危険から身を挺して守ってくれているのかな?」と好意に気づかないダメ男っぷりを発揮。そしてこの後にまた萌えるシーンがあるんです。
また、美月の若干ぶっ飛んだ発言も面白い。「栗山さんを性的な意味で抱き締めたい」とか無表情で言ってるかと思うと萌えを通り越して笑いしか残りません。こんな何気ない(何気なくない)日常会話がやっぱり楽しいっすね。博臣の妹萌え言動は常軌を逸しているし、秋人のメガネ萌え言動は予想を遙か斜め上を行ってるし、そんな言動を未来は多少受け入れちゃってるし・・・今後の展開が楽しみです。
あと何気に面白いのが「迷走戦隊マヨウンジャー」。未来が大好きな深夜番組ですね。戦隊モノと思いきやそうでもないらしく、女性のピンク?とイエローがブルーを巡る三角関係があったり、、、、とちょっとこの番組スピンオフして放送して欲しいくらいです。DVD出るなら買います・・・
今日から3連休なので3巻をじっくり読みますか。最近あまり良いラノベに出会えてなかった分、良い作品に出会えた時の感動って格別ですね。アニメ共々楽しんでいきましょう!
レーベル:KAエスマ文庫
シリーズ:境界の彼方