【メ】アウター×トップ ~ 全ページを駆け抜けるように読めます~
メディアワークス文庫っていう最近出始めたレーベルです。電撃やファンタジアといったファンタジー色や学園モノの強いイメージとは異なり、リアリティのあるストーリーが豊富なイメージかなって思ってます。そんなレーベルのラノベの中から個人的な趣味の「自転車(ロードバイク)」を扱った1冊ご紹介。
大学生の2人がロードバイクにまたがりプロレーサーを目指す熱いスポーツ小説です。最初から最後まで一気に読み切ることが出来るスピード感溢れる作品ですね。
主人公の京助と親友の悠宇が切磋琢磨しプロへの登竜門である「クラス1」へ昇格を目指しロードレースに打ち込む展開、そして悠宇の妹である有季が競技に参加するようになり、京助との距離が縮まっていく場面は読み応えがありました。
さらに、ストーリー中盤で京助がレース中に落車し肩を負傷する事故があり、クラス1への昇格が絶望的になるのですが、そんな状況にもめげず有季とともにリハビリやトレーニングを続ける姿はいい意味で刺激を受けると思います。
ロードバイクに乗った3人がロードレースに打ち込む姿を描いたこの作品。あっという間に読めます。短時間で清々しい気分になりたい方へオススメします!
最近、「弱虫ペダル」というロードバイクのレースを題材にした作品がアニメ化したことでどんどんロードバイクの人気が出ればいいなって思ってます。でもマンガもいいけどやっぱり場面を頭のなかで自由に想像できる活字がやっぱり私は好きかなぁ・・・
レーベル:メディアワークス文庫
シリーズ:アウター×トップ