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これまで読んできたラノベやマンガの感想を書きまくります。。。過去の消えてしまったような作品に再度光を当てたい・・・

【ガ】やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。10 ~これまで全巻読んできた人なら面白さがわかるんじゃないか?~


去年はNo.1、そして今年の私的No.2ライトノベル最新刊がやっと電子で発売されました! 今回はKindleではなくebook japanで購入したんですよね。Kindle率を徐々に減らしebook japan率を高めています。理由は操作性。Kindle電子書籍ビュワーアプリの使いにくさが際立っているので若干高くても他のアプリを使いたいって感じているんです。あ、余談ですが、楽天koboだけは絶対にオススメしません。一冊小説を購入したのですが、読み込みは遅いは章ごとに読み込むため止まるはでここまで使いにくいとは思いもしませんでした。二度と買わない。



と、電子書籍談義は置いといて、待ちに待った「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」の10巻を読破したんですよ。9巻のラストでちょっといい雰囲気になった奉仕部の面々。でも、そんなものは一時的で非常にもろく危なっかしいものだと予感させられるラストだったと感じています。だから10巻はどんな話になるのか、どんなイベントが八幡たちを振り回すのかが楽しみでした。


そんな10巻の主題はズバリ「進路」。10巻の中に出てくるイベントはマラソン大会ですが、そんなイベントは奉仕部の面々、そして八幡の周りにいる人達の関係が徐々に変わっていくということを描く単なる通過点に過ぎなかったように感じます。


今回取り上げられるキャラは葉山と三浦。葉山の進路を知りたい、文系、理系どっちに進むのかをどうしても知りたい、、、という三浦のほのかな恋心。そして葉山の幼なじみである雪乃とはヤマトの微妙な関係性、この二人が付き合ってるんじゃないかと噂が出たり邪推したりするクラスメイト達。自分たちの力ではどうしようもできない声に嫉妬心を隠せない三浦のやきもきする行動なんかは逆にいじらしいって思いました。


八幡は葉山の進路について探りを入れますが、葉山はなかなか口を割らず核心的な答えにたどり着けません。そして戸塚や材木座と協力し合い「マラソン大会」にてとある作戦を実行に移すわけです。


こう書くとかなりコンパクトな内容に思えますが、多くの一癖も二癖もあるキャラクターたちが折り重なり、さらに穿った見方しかできない八幡と絡み合う展開が非常に面白い。俺ガイルの面白さは八幡とその他登場人物の会話にあると思っているので私的にはそこそこ満足できる内容だったと思っています。


ただ、10巻は本編というよりは本編と本編の間にある繋ぎ的な話だったように感じます。一呼吸置いて次巻で一気に物語を進めてくれるんなら嬉しいですね。特に、雪乃との関係がどう変わっていくのか、由比ヶ浜とはどうなるんだろうか・・・と読んでみたい展開がたくさんあるので、ぜひ次巻は人間関係を進めてくれるような内容を期待してます。


というわけで、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている10巻はオススメできる、、、というよりはこれまで全巻読んできた人なら面白さがわかるんじゃないか、という感じの内容でした。ファンならぜひ読んでみてください!