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これまで読んできたラノベやマンガの感想を書きまくります。。。過去の消えてしまったような作品に再度光を当てたい・・・

【フ】甘城ブリリアントパーク2 〜いすずのほのかな好意がGOOD!〜


>じゃあ結論から感想を端的に言いましょう。「無難」。この言葉につきます。


こんなことを1巻を読んだ際にレビューを書いたんですよ。そんなに面白いと思えなかったし内容も無難だったかなぁっていうのが率直な感想。だから2巻以降もそんなにハマるような内容じゃないと思っていました。でもtwitterや各種レビューを見ると「1巻はそんなに面白くはない」的なことが結構書いてたんですよ。そんなわけで2巻も買って読んでみました。


で、率直な感想、、、だんだん面白く感じてきました。アニメもやっているので余計に面白く感じているのかもしれません。


冒頭の新しいキャストを採用するために面接をする場面では、活発な女子高生かと思いきや腹部におびただしい血痕がある女が面接に来たり、元AV女優っていうおっとりした女子大生が来たり・・・だんだんこのちょっと抜けている雰囲気が面白くなってきました。


また、マカロンの策略で本音を自分の意志に反して喋ってしまう木の実を飲まされたいすずが、西也に対する自分でもよくわかっていない想いを思わず言いそうになったり、西也に好意があるっぽい発言を自分でも止められずに話し始め途中でグッと口を押さえて必死に止めたりとちょっとこの辺りのくだりが面白いですね。


特に、元AV女優っていう女子大生との面接で、芸名や出演作を聞け! ってこそこそ言ってくるモッフルや、そんな巨乳で包容力があり性体験豊富な女子大生に秘書の座を奪われてしまうのではないかと嫉妬するいすずが見どころです。


2巻の後半は、モッフルやマカロン、ティラミーといった着ぐるみ?3人衆が甘城ブリリアントパークの地下迷宮に潜ってドンパチする話。RPGのダンジョンを攻略しているような雰囲気だけど、バカバカしい3人の着ぐるみたちのドタバタコメディが面白い。


そしてモッフルやマカロンの担当アトラクションリニューアル企画についてのお話。リニューアル内容が斜め四十五度を激しく追求しているかのような刺々しいもので、お菓子ハウスでネズミを水鉄砲で打つというアトラクションをショットガンやアサルトライフルを使い血走った目で牙をむき出しにしたネズミを撃ち殺す、、、というアトラクションになったり・・・なんかフルメタル・パニックの宗介が考えそうな内容ですね。こういう賀東招二さんの持ち味が出たストーリー展開、大好きです。


いやー、2巻になってだんだんと面白さが増してきましたね。3巻や4巻がどうなるのか、新しいキャストは増えるのか? そして甘城ブリリアントパークの経営は改善するのか? 今後の展開が楽しみなライトノベルです!