【書店】たくさんある電子書店を比較してみました６～LINEマンガは「リア充以外お断りアプリ」～

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言わずと知れたコミュンケーションツールである「LINE」が始めた電子書店です。

いやー、スゴイね。LINEアプリの拡散力もさることながら、LINEの知名度をフル活用したLINEマンガアプリのダウンロード数は世界的に見てもランキング上位（１０位以内）に入っている凄さ。電子書店ってのはいくらマンガコンテンツを増やしても読む環境がなければ意味が無いわけで。という意味でLINEマンガはかなりの拡散力、発信力が期待できるアプリなのかなと感じています。

１．良いところ
LINEのIDを持っていればすぐに登録可能だし、購入したマンガを「読んだ」という情報、さらに読んだ感想を簡単にLINEを使って発信できる操作性が驚くほど楽しいです。また１巻無料マンガが多い、そもそもマンガのラインナップがとにかく豊富等々、電子書店の黒船と言ってもいいのではないかと思います。

ただやっぱり一番の優れている点は「LINE」があることでしょう。LINEマンガを使うユーザーの大半はLINEを既にインストールしています。そしてその状態でLINEマンガをダウンロードし使いはじめると、LINEの認証機能を使用できるので煩わしい登録作業が必要なくなるわけです。そして、あっという間に認証が終わり読みたい本をクリックしダウンロードするだけで読み始めることが可能。このハードルの低さはかなりスゴイと思います。

また、前述しましたがコンテンツが豊富だと感じました。少年マンガ少女マンガの有名どころはおさえているし、ちょっと大人向けのマンガ（「うさぎドロップ」など）からラノベまで幅広い年齢層に向けたラインナップが揃っていました。さらに、特定のマンガを買うとそのマンガのLINEスタンプまで一緒にもらえるってのはかなり嬉しいオマケ。他の電子書店で買うよりもLINEで使えるスタンプが同じような価格でもらえるんなら・・・と考えればあまりLINEを使わない私でもLINEマンガでコンテンツを買ってしまいそうになります。

まとめると、幅広い年齢層に向けたコンテンツが豊富、アプリの登録、認証機能がLINE経由で出来るのでハードルが低い、オマケでスタンプがもらえるなどの工夫が魅力的、というところが良いところなのかなと思います。

２．悪いところ
ちょっとアプリが使いにくいかなぁと感じてます。iPhoneのLINEマンガアプリのインターフェースについてなんですが、欲しい本を探すまでの導線がちょっと複雑かな。また、結構素早く動きまくるバナー広告はちょっとウザい・・・もっとゆっくり動いて欲しいですね。これは好みですけど。

あと、LINEを使わない人はLINEマンガを使うメリットが無いです。安さを求めるならKindle、専門性を求めるならブックウォーカーやRenta、激安なクーポンならhonto。。。LINEマンガを本当の意味で楽しめる人は、LINE上に友人がたくさんいて、そんな仲間とマンガやラノベのことで盛り上がりたい、また盛り上がれるような人間関係ができているリア充、だと思います。

まとめると、アプリのインターフェースがちょっとウザい、LINEを使わない人にとってはあまり面白みのない電子書店、そしてライン上に友人が多いリア充じゃないと本当の意味で楽しめないというところが悪いところでしょう。

とは言いつつも、かなり優れた書店であることは間違いありません。今後、電子書店の統廃合、淘汰が進むことは確実です。しかし、LINEマンガはかなりの強みを持っていますので、５年後業界をリードするプレイヤーになっている可能性が高い電子書店だと感じています。