ラノベ感想.com

これまで読んできたラノベやマンガの感想を書きまくります。。。過去の消えてしまったような作品に再度光を当てたい・・・

【電】ストライク・ザ・ブラッド1 〜中二病に違和感を感じない人なら楽しめる!〜


中二病全開な作品でした。ここまで中二病全面的に押し出されるとなんか心地いいですね。嫌いじゃないです。また、作風も一昔前の電撃文庫的な雰囲気を感じました。最近流行りの長いタイトルにありがちな安易な萌えやありえない学園生活ではない単純さを楽しむことができます。あ、別に批判しているわけではありません。こういうのも好きなので。


ストーリーは単純。主人公がとてつもなく危険な存在で、そんな危険な存在を監視するために美少女が派遣される。そんな二人の変な共同生活が始まりあれやこれやとラッキースケベを繰り返していると何やら大きな事件に巻き込まれてしまうことに。そしてそんな事件を二人で何とか乗り切り二人の距離も少しずつ縮まっていく。。。ラストにラブラブなエピソードがあるのかと思いきや、別のヒロインが邪魔をして「先輩なんて知りません!」というオチになる。。。という流れですね。


ちなみに主人公は「第四真祖」と呼ばれる世界最強の吸血鬼暁古城(あかつき こじょう)。この吸血鬼の動向を監視するために「獅子王機関」と呼ばれる国家機関に所属する美少女姫柊雪菜(ひめらぎ ゆきな)。パンチラしたり脱いだりとエロシーンが比較的多くあるように感じるけどそれはそれで好きです〜 そして、初めは古城を監視対象としてしか見ていなかったのにだんだん気になり始めるところとかイイですね。教科書通りのツンデレというわけではないけど、後輩として礼儀正しく嫉妬する姿は萌えです。


アニメを見ている方はもうわかるとは思いますが、2013年11月30日放送分はちょうど3巻あたりのお話です。なので、放送開始から大体2ヶ月で1巻、2巻と進んでいます。アニメは結構話をすっ飛ばしている箇所が多いので、できればアニメを見た後ラノベを読んでお話をさらに深めていただければと思います。


あと、2巻、3巻とどんどん登場人物(主に女性キャラ)が増えていき、古城の周りがハーレム化していくんです。しかし古城はラノベの主人公。ラノベの主人公といえば「超鈍感」。そんな周りの好意に待ったく気づく素振りも見せない最低野郎ですが、読んでる方は結構楽しむ読むことができます。特に3巻から出てくる夏音は一番かわいい・・・


と、色々と書いてきましたが、中二病的ワードや展開に違和感を覚えない方は結構楽しく読めると思います。そして1巻はそこそこですが2巻、3巻と続巻になるにつれて面白さが増しますので、ぜひせめて4巻辺りまでは読んでみてください。では!


レーベル:電撃文庫
シリーズ:ストライク・ザ・ブラッド