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これまで読んできたラノベやマンガの感想を書きまくります。。。過去の消えてしまったような作品に再度光を当てたい・・・

【MF】僕は友達が少ない1 〜友達のいない人たちが集まり目的の薄いクラブ活動をするってだけのお話〜

僕は友達が少ない (MF文庫J)

僕は友達が少ない (MF文庫J)


ご存知「はがない」の1巻です。アニメ化もされ、しかも2期まで放送されている人気作品。特段事件とか敵とかいるわけでもなく、ただ単に友達のいない人たちが集まり目的の薄いクラブ活動をするってだけのお話です。でも、それが変に面白く読みやすい文章なのでどんどん読んでしまえるところが人気の理由でしょうか。


そんな友達がいない人たちの中にいる唯一の男性主人公長谷川小鷹(こだか)が放課後教室に戻ってきたら、何やら一人で談笑している女生徒を見つけます。不審に思いつつ目が合うとその女性は「エア友達と会話を楽しんでいる」といった若干(かなり)痛い発言をしてくるんです。そんな女生徒がヒロインの夜空(よぞら)。この2人が将来リア充になったときに上手く行動できるようにするため、その練習が目的の部活「隣人部」を設立します。


そして2人だけの部活動になるのかと思ってたら続々と友達のいない残念な人たちが集まってきます。小鷹たちが通う学園の理事長の娘である巨乳柏崎星奈や、見た目はひょろっとした美少女だけど実は男の幸村等々、見た目は全く持って友達がいないようには見えない人たちなのに性格がやや難ありであるため他人との交流ができない始末。こんなメンバーでリア中の真似事をするわけです。


例えば星菜にエロゲーの朗読を断れない状態にしつつさせてその苦悶と羞恥の表情を楽しんだり、夜空が星菜を口論で徹底的にやりこみ弄り倒し、星奈は星奈で苦しい反論をしつつも結局は泣きながら「わーん、夜空のばかーー!」といいつつ部室を出ていくってコントが読んでて面白いっすね。はがないって大体がこのパターンです。キャラが増えてもこのパターンは変わりませんね。だから面白いのかも・・・


また、後半に星奈とプールに行くんですが、ここでもとにかく星奈は残念なヒロインでしてナンパされるも口からは偉そうな避難しか出ずナンパ男たちの逆鱗に触れ襲われようとしているところに小鷹が参上。持ち前のヤンキー顔で威嚇しつつ蹴散らすんですが当然星奈にも説教です。ここでおそらく星奈のフラグが立ったんじゃないかなーと思うわけで。


メインヒロインは夜空。全くデレる気配を見せませんが小鷹のことがなんとなく気になりだしているのかなぁという気配はうっすら感じます。それに対し星奈も小鷹が気になる様子。今後この2人で小鷹の取り合いが始まるのかなぁ。。。と、そんな面白い1巻でした。


レーベル:MF文庫J
シリーズ:僕は友達が少ない