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これまで読んできたラノベやマンガの感想を書きまくります。。。過去の消えてしまったような作品に再度光を当てたい・・・

【オ】インフィニット・ストラトス1 〜Amazonで超酷評のISラノベ。でも面白いよ?〜


2013年の秋アニメでインフィニット・ストラトス2が放送されているんです。そしてたまたま見たら結構エロかったので惰性で見続けているのが現在。そして少し興味が出たので原作のラノベを探してみました。というかラノベが原作なんですよね? ま、いいか。


まずKindleで購入しようと商品ページにアクセスしたらなぜか評価がかなり低い。読者レビューを見ると酷評の嵐。炎上!?と勘違いするほどなんか評価が低かったですね。まぁ、そんな評価も読んでいると適当な内容だったり感情論だったりそもそも内容とは関係のない話を書いていたりと支離滅裂なものが多かったように思います。


そんなレビューの中で最も多かった酷評が「あとがきの著者の態度が気に食わない」というもの。私的にはあとがきなんてどうでもいいんです。本編が面白かったらね。それにあとがきで著者の一面を垣間見れるのは面白いとは思いますが、あくまでそれは一面。本当の姿なんてどうでもいいじゃないですか。大事なのはISという作品が面白いのかどうかです。著者の変な主張で気を悪くした人たちが作品にまで酷評するなんてよくわからない構図です。別にそういう意見もあってしかるべきだと思うので別に気にしませんが・・・


ま、そこまで酷評されている割にはアニメも2期までやり、グッズ展開も著しいこの作品に興味を持ってしまいましたので買った次第です。


そんな酷評ラノベ、かなり面白かったです。私は設定が面白くて文章が極端にひどくなければ面白いって感じることができる人なので、ネガティブな印象は全くなかったんですが・・・そもそも私が嫌いなラノベの書き方は「フォント」をいじりまくるやつ。急に文字がでかくなったり書体が変わったりするやつ・・・こういうことが無く、設定も好きだからハマってしまいましたね。


主人公の一夏がたまたま女性しか操ることができないISを操縦することができたので、その操縦技術を身に着けるIS学園に入学することになるところから物語がスタートします。そんな学園内は女性の園。だって女性しか操れないということは女性しか入学できないってことだから。でも、男性で唯一操縦することができた一夏は学園内でたった一人の男子生徒になってしまいます。


そして当然周りの女性や幼馴染、ツンデレライバルに憎からずも好かれていて影で争奪戦を繰り広げられます。1巻では幼馴染の箒(ほうき)と寮の同じ部屋で暮らすことになります。箒は嫌がりつつも内心嬉しい・・・みたいな感情を持ってるけど一夏に対しては素直になれずツンツンしてしまうところがいじらしいっすね。料理で誘惑したり、稽古をつけてあげつつ一緒にいる時間を確保したりと典型的なツンデレ幼馴染が気持ちいいくらい良いキャラです。


また、世界で唯一ISを操縦できる男性という肩書に突っかかってくる同じクラスのイギリス代表セシリアは典型的なお嬢様。初めは誰が特別なのかを思い知らしてあげましょう、的な態度で一夏に突っかかってきます。そしてクラスの代表を決める際に周りから推薦された一夏と代表にふさわしいと思い込むセシリアがISで対決します。しかし勝敗がついた後は一夏にメロメロ。態度こそデレないものの、率先して稽古の相手になったり何かあるとサポートしたりとこれまた甲斐甲斐しく一夏に接するようになります。こんな女性、近くにいないなかぁ・・・


さらにもう1人、二人目の幼馴染の鈴(りん)が新学期の1か月目に転校してきます。。。と一夏のハーレム展開が凄まじいっすね。でも、箒やセシリア、鈴の一夏に対するツンツンとした態度、、、お腹いっぱいです。少しはデレてもいいのになぁと思うんですけどね。今後に期待!


といったラノベです。スラスラと読める簡単な文章、惹きつけられる挿絵。うん、すごく面白い部類に入るんじゃないでしょうか? ま、あとがきはAmazonのレビューで酷評されすぎているので読まないほうがいいのかなとは思います。私自身何も感じませんでしたが、多分多くの方は不快に思うような内容でしたのでISの世界だけ楽しむことを強く推奨します。2巻、そろそろ読むか!


レーベル:オーバーラップ文庫
シリーズ:インフィニット・ストラトス