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これまで読んできたラノベやマンガの感想を書きまくります。。。過去の消えてしまったような作品に再度光を当てたい・・・

【電】魔法科高校の劣等生2 〜超難しいけどここは我慢して読んで欲しい!〜

魔法科高校の劣等生〈2〉入学編(下) (電撃文庫)

魔法科高校の劣等生〈2〉入学編(下) (電撃文庫)


おそらく1巻を読んで2巻を途中まで読んだら投げ出してしまう人、多いだろうなぁと感じるラノベです。


このラノベ、かなり専門用語が多く、さらに様々な設定が各所にちりばめられているせいか、なかなか内容に入り込めないというか理解し難い構成になっていると思います。このような設定が頭に入ればスゴく面白いラノベだとは思うのですが、活字が苦手な人は読むのが難しい作品でしょう。


なんというか、いい意味で「ライトノベル」であって「ライトノベル」でない作品だと思います。少しヘビーなので。。。


で物語は、1巻で1科生と2科生の間に存在する明確な差別や主人公達也に対する下げずんだ態度、、、こういった差別を受ける側に溜まりに溜まったなんとも言いがたい不満が爆発し1科生に対して反旗を翻すわけです。そんな暴動に目をつけたテロリストが動乱に便乗し悪事を働くわけですね。そんなテロリストたちと魔法科高校の学生との戦争がメインのお話になってきます。


ここで魅せるのはなんと言っても達也の無敵っぷりです。テロリストの親玉が持つ特殊な魔法をものともせず、即座にそのトリックを見破り赤子の手をひねるかの如くサラッと処理(こういう表現がおそらくは適切かと)してしまうんです。淡々と簡単に処理する姿は読んでいて爽快ですね。


また、テロリストの親玉に洗脳され半ば操られていた壬生先輩とエリカとの対決、そして後悔。その後に控えた仄かなラブロマンス等々見応え抜群だと私は感じています。


確かに読み辛いし複雑な内容ですが、一度慣れてしまえばかなり楽しく読むことができるタイプのライトノベルです。おすすめの読み方は、一度現在放送されているアニメを全話見てからラノベを読み始めるのがいいと思いますね。結構簡単に全体像や専門用語等を知ることができるので。


ちなみにアニメは平成26年9月中旬の段階で横浜騒乱編の中盤まで放送されています。ラノベで言うと6巻の途中というところでしょうか。多分横浜騒乱編が終わるまでアニメを放送するのかな。個人的には夏休み編(5巻)のほのか回はぜひアニメ化して欲しかったけど難しいかも。


というわけで、魔法科高校の劣等生2巻、結構すっきりする爽快系の「ややライトなノベル」、読むのが苦痛かもしれませんが慣れればかなり楽しめるのでそれまで我慢して読んでみてください!