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これまで読んできたラノベやマンガの感想を書きまくります。。。過去の消えてしまったような作品に再度光を当てたい・・・

【講B】傷物語 〜活字エンターテインメントの最高峰〜

傷物語 (講談社BOX)

傷物語 (講談社BOX)


個人的には物語シリーズの中で一番好きな作品です。戦場ヶ原ひたぎが登場する前の春休みのお話で、主人公の阿良々木暦とひょんなことから出会った羽川翼との妙な関係ができてしまう物語。アニメ化は絶対しないだろうなぁ、、、と思ってたのに映画化でしたっけ? いやー、人気がここまで出るとは思いもしなかったです。


ストーリーは「化物語」よりも前のお話。キスショットを助け自分の血を分け与えてしまったところ吸血鬼となってしまう主人公暦。そんな暦が人間に戻るためにキスショットが3人のバンパイアハンターに奪われてしまった自身の体のパーツを奪い返す戦いの物語です。


このバンパイアハンターと一人ずつ戦う暦。全く歯がたたないと思いきや吸血鬼化した暦の能力は人間よりも遥かに高く、知恵と工夫とその場にあったアイテムでバンパイアハンターを次々と倒していきます。吸血鬼狩りを行う吸血鬼ドラマツルギーもキスショットの力を得た暦には勝てず、吸血鬼と人間のハーフであるバンパイアハンターのエピソード、人間でとある宗教の大司教であるギロチンカッターも暦にやられてしまいます。


この戦いの中で、羽川翼が人質に取られてしまう場面がありそんな羽川を必死で助ける暦。しかしエロ暦。胸を揉ませて欲しいとかパンツを返さないとか、、、そんな羽川とのやりとりが多分一番面白いんじゃないかって思います。メインストーリーはさておき、私個人的には羽川と暦のドタバタなやりとりが好きですね。


そんなわけで傷物語は化物語よりも面白いやりとりが満載なので一番好きなのかもしれません。そしてアニメ映画化するならとにかく楽しみで仕方がないですね。キスショットが自分のパーツを奪い返した後自分の体に戻す方法のグロさや、パンツを脱いだりブラを外したり豊満な肉体を思う存分魅せつける羽川とかぜひぜひ劇場の大きなスクリーンで見たい!


みなさんもぜひ劇場版が放映される前にこの面白さを活字で味わって欲しいです。活字だからこそできるエンターテインメント。その最高峰の作品をぜひ楽しんでください。


レーベル:講談社BOX
シリーズ:化物語