【ス】俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している１ 〜ハチャメチャな設定と展開！？〜

俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している (角川スニーカー文庫)

【選べ　①上半身裸で、日本男子風に叫ぶ　②下半身裸で、アマゾンの戦士風に叫ぶ】

衝撃的な内容でした。読む前は単なるタイトルが長いだけの萌えラノベで、主人公に言い寄る複数人のタイプの違う女の子が影を抱えつつも主人公と一緒に解決していく！ とかいったストーリーだと思ってました。

でも、物語が始まるといきなり主人公の頭の中に選択肢が現れ、どちらかを選ばないと激しい頭痛に襲われるという超絶設定が出てきます。これを「絶対選択肢」って呼んでいるんですが、そんな選択肢の内容が常軌を逸しているかの如くハチャメチャなもの。さらに必ずどちらかの行動を実行しなくてはいけないのでクラスメートからは見た目はカッコいいのに行動が残念な痛い人と思われているんです。この残念系主人公が選択肢の呪い？からどうにかして逃れたい、逃れるための方法は？？？ と、解除方法を探していくというのが大まかなストーリーです。

また、萌えラノベのお約束通りの展開も当然あります。むしろ、下ネタやお色気的なシーンが多すぎるくらいたくさん詰まってます。さらに主人公を取り巻く美少女達も見逃せません。突然主人公の元へ空から降ってきた美少女「ショコラ」はちょっとアホな巨乳キャラだし、雪平ふらのはツンツンとしていて主人公にドＳなトークで心を突き刺してくる銀髪貧乳美少女、他にもオタク好みな特徴を抑えたキャラが出てきます。なんていうんですかね、安心できる萌え成分・・・ラノベは楽しめればそれでいいんです！

と、キャラや設定ばかり語ってきましたが、ストーリーも結構面白かったりします。くだらないけど・・・ 確かに絶対選択肢っていう設定や美少女キャラ満載というシチュエーションだけでも面白いんですが、各キャラクターの秘密や難解な神からの指令をクリアするための主人公の行動も面白おかしく書かれていているため爆笑しながら読めます。いつも無愛想な雪平を心の底から笑わせるというミッションに四苦八苦したり、美少女のパンツを履いている状態で見るために休日にショッピングモールに行ってあれやこれやと愚策を講じたり。。。

ただ、私の率直な感想は１巻は設定ばかり目立ってそこまで面白いと感じませんでした。なぜならこのハチャメチャ設定、急すぎるんですよ。なんの説明も無しにいきなり脳内に選択肢が出てきたり、美少女が急に現れたりと読者を半ばおいて行っている感は否めません。行動の前の根拠となる展開がもっと読みたかったですね。でもそれは２巻以降のお楽しみと思えばまだ我慢はできますが。

タイトルの長い小説が多い上に当たり外れも多い中、このラノベは若干当たりの方へ傾いていると私は思っています。全巻読むことになるのかはたまた途中で切るのか。このブログで２巻以降のレビューが無ければそういうことなんだなと察していただければと思います。。。でも、ちょっとくだらなすぎるよなぁ、、、面白いけど(^_^;)

P.S
１０月からアニメ化したんですよね。オープニングアニメーションでヒロインたちがスカートのままなぜか「逆立ち」しますが、パンチラしないのはさすがにイラッとしました・・・(´・ω・｀)ｸﾞﾇﾇ コマ送りで見ればもしかしたら夢の世界が！！？

レーベル：スニーカー文庫
シリーズ：俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している