ラノベ感想.com

これまで読んできたラノベやマンガの感想を書きまくります。。。過去の消えてしまったような作品に再度光を当てたい・・・

【宝】響け!ユーフォニアム4 〜久美子と秀一の不器用な馴れ初め〜


久美子と秀一の本編で描かれなかったストーリー。


2015年4月からアニメが放送された春アニメの原作ですね。とはいってもこの本は本編ではなく本編で描かれなかったサイドストーリーの短編集。葵が部活を辞めた本当の理由や、葉月が秀一を好きになったきっかけなどなど、本編が好きならずっと知りたかった話が綴られているんですよ。


全てのお話を紹介するわけにもいきませんので、自分の最も好きなお話をピックアップ! まぁ、最終話なんですが。


最終話は久美子と秀一のお話。雪降る夜に久美子に呼び出された秀一、久美子が秀一にこれまでのお礼ということでプレゼントを渡した後、秀一が一大決心をしとうとうと久美子に不器用な告白をします。


そして、そんな告白を受け腰が抜ける久美子。その後秀一にした返答は・・・一読の価値有りです。淡い青春模様っていいですね。


アニメは小説の1巻部分のみ。1巻が京都大会で2巻が関西大会。。。また、小説は標準語ではなくしっかり京都弁でセリフが書かれているので雰囲気もだいぶ違います。まぁ、アニメで方言を入れてしまうとちょっとあれかなぁと思っていたので個人的には良かったんですけどね。


というわけで、アニメでユーフォニアムの世界観が好きになれた方はぜひ小説版も読んでみてはいかがでしょうか。


【漫・ア】ぐらんぶる 〜「全裸系」飲み会ダイビング青春マンガ〜


局部は大きめの黒い円、登場率が高いです。


透き通る青い海に潜りスキューバダイビングに青春を求める大学生のサークル活動。爽やかな雰囲気と友情や恋愛模様を楽しめる大人のマンガです。。。と、ページをめくる前は思っていたんですが、中身は全くの逆、裸族の物語でした。。。


男だらけの大学に入学した主人公がモテるためのサークルを探していたところ、下宿先のダイビングショップに入り浸るダイビングサークルの先輩方の野球拳大会&飲み会に半ば強引に巻き込まれ、いつの間にか半裸で飲み会に参加しつつ入部していたというノリで始まるマンガです。


男性キャラは服を着ているシーンよりも全裸もしくはパンツ一丁率の方が高く、女性キャラも水着や下着と肌色率が高いんですよ。でも不思議とエロさは感じないんですよね。


そしてこのマンガは一応「ダイビング」が主題なんだけど真面目にサークル活動をしているシーンは全然ないと言ってもいいかもしれません。4巻まで読んでみましたが、飲み会のシーンや大学生活で羽目を外すシーン、ミスコンや文化祭的なシーンなどなど大学を舞台にしたギャグ漫画としか思えません。


でも、いざダイビングをするとなると、いつもふざけて飲んで全裸になる先輩方も真面目に真剣に優しく指導するんです。ギャグと真剣なシーンとのギャップ、緩急が面白いと思います。


ただ、「ギャグ8:シリアス2」位の割合です、でも、読むのを止めるタイミングが見つからないほど面白いマンガです。久々に面白い部活系マンガに出会えました。このマンガはぜひ多くの方に読んで欲しいですね。


ぐらんぶる(4)

ぐらんぶる(4)

【漫・裏サ】心が叫びたがってるんだ 〜ネタバレではない映画の序章〜


ネタバレは少ない! 映画で語られない過去の話。


9月19日より公開の「心が叫びたがってるんだ」。観て来ましたよ。はっきり言って一切期待してませんでした。むしろ大コケするとすら思っていました。でも劇場に入り視聴開始10分後、もうすでに映画の虜。グイグイ引き込まれる物語に目を離せなくなっていました。


そしてそんな映画をコミカライズしたのがこちら。絵も綺麗だし登場人物も可愛く描かれています。映画本編よりも可愛いんじゃないかって思えます。


物語は4編。各主要な登場人物4人の過去を描いた物語+映画本編の序章です。坂上拓実と仁藤菜月の過去はほろ苦い青春模様を魅せてくれます。田崎大樹の部活に本気で打ち込む姿は恥ずかしくもあり懐かしくもあります。


順の物語は映画の冒頭。衝撃的なシーンを見てしまった順がそのことを話してしまったことで大きく家庭が揺れ動きます。そんな場面から映画が始まるわけで、とにかく映画が見てくなる作りになっています。少しエグいシナリオですがだからこそリアリティがあるともいえます。


なので、映画見る前にこのマンガを見ても特にネタバレ感を感じることはありません。ぜひ読んでから映画に行って欲しいですね。おすすめです!


小説 心が叫びたがってるんだ。

小説 心が叫びたがってるんだ。